PM2.5・黄砂対策100選

黄砂時季の車は悲惨
黄砂から車を守るには

車の黄砂対策

 45: 車でおでかけ前の対策

PM2.5や黄砂は、当然車の中にも入り込みます。人が乗っていない車の中の空気は対流がないため、PMや黄砂は時間が経つと床やシートに落ちて溜まり、再びドアが開いて人が出入りしたりすると舞い上がります。

まずはPMや黄砂が飛んでいない晴れた日の午前中を選んで、換気をしましょう。
換気するときは、窓を全部開放してドアも全開に。シートを手でポンポン叩いてシートの毛に絡みついたPMや黄砂を弾きます。

続いてウェットティッシュや濡れ雑巾でダッシュボードやハンドル、窓ガラスなどを拭き掃除します。シートの表面も拭いておきましょう。エアコンの吹き出し口などもしっかりと。

ダッシュボードのエアコン吹き出し口
▲エアコンの吹き出し口は念入りに拭く

最後にエアコンの循環を内気循環になっているかどうか確認します。外気循環にしてしまうと、次から次へとPMや黄砂を車内に取り入れることになるからです。

運転中はもちろん窓を閉め、エアコンを使用する場合はもちろん内気循環です。

 46: 黄砂は放置すると剥がれなくなる

黄砂が車のボディにぼってりと積もる光景は、見るだけでうんざりさせられますよね。特に黄砂が積もったあとにひと雨降ったあとは、まだら模様になってみっともないものです。

となれば洗車するしかないわけですね。
「どうせ洗車してもすぐにまた積もるし…」とほったらかしにすると、黄砂は凝縮して固まり塗装面から剥がれにくくなってしまいます。
こうなると擦って汚れを落とすことになり、ボディに傷を作ってしまいます。黄砂は酸性なので塗装を侵すことも。

結局のところ、黄砂飛散時季には適宜洗車をするしかありません。

洗車

 47: 洗車はタイミングを選んで

適宜洗車と言っても、いつでも良いわけではありません。洗車に適さないタイミングというものがあります。
雨の日は洗車そのものができませんし、晴れていても風が強い日は黄砂の飛散が多くなりますので不向き。風が吹くと洗車したそばから黄砂が付着していくので、洗車の意味がありません。
予め黄砂予報をチェックして、飛散量が多い日は避けるようにします。

よって、洗車のタイミングは風がない晴れた日。もしくは微風の晴れた日が最良です。

晴天

 48: 黄砂を落とす洗車の手順

洗車をする手順として、いきなり黄砂を拭いて落とすのはNG。わざわざボディに傷をつけるようなものです。

最初はたっぷりの水を使ってやさしく放水し、おおまかな汚れを落としましょう。その後、高圧洗浄機を持っている場合は、水圧で細かい汚れも上から下へと水をかけて落としていきます。

続いてはシャンプー。とにかくたっぷりの泡がポイントです。ゴシゴシ擦り洗うのではなく、泡でなでるようにスポンジやムートンブラシを動かします。
泡が乾くとシミになってしまうことがあるので、乾燥させないように気を付けましょう。シミになりにくいタイプのシャンプーを使うのも手です。ここでもスポンジやムートンブラシは、上から下へと手を動かします。

泡が乾かないうちに水を流しましょう。日射しの強い日は、全部一度にシャンプーするのではなく、洗う場所を分割してシャンプーとすすぎをします。

細かい隙間にも注意してすすぎ終わったら、クロスで水を拭き上げます。マイクロファイバータオルが便利。
最後に洗車ワックスシートでボディを拭けば、ワックス効果でコーティングされて黄砂の付着を防いでくれます。

車

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帰宅時の対策