PM2.5・黄砂対策100選

PMと黄砂を排除するための
掃除テクニック+アルファ

PM2.5と黄砂を家から追い出す2

 56: 加湿器を上手く使おう

前段で、飛散したPMや黄砂は夜露に触れて地面に落下すると述べました。しかし、家の中には夜露なんてありませんので、屋内に侵入したPMや黄砂は長時間ふわふわと空中を浮遊してしまいます。

ならば、室内に夜露を人工的に発生させれば、PMや黄砂を床に落下させることができるということに。 その方法は加湿器を用いる、ただそれだけです。蒸気の水分がPMや黄砂に吸着して相乗で重みが増え、床に落下します。

蒸気

 オススメの加湿器


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 57: 朝一番に拭き掃除を

空中にふわふわ浮遊するPMや黄砂がいくら軽いと言っても、重みはありますので、いつかは重力で床に落ちてきます。そしてその床を人が歩けば、空気に流れが起きて再度床から舞い上がってしまいます。
ならばPMや黄砂が着床して再度舞いあがる前、つまり朝起きてすぐに床を掃除してしまえばいいわけです。

床がカーペットの場合は掃除機を使用するしかありませんが、掃除機は排気でPMや黄砂を舞い上げてしまうのでオススメできません。できれば飛散シーズン中はカーペットやラグは撤去してフローリングで過ごしましょう。

フローリングならば掃除機を使わずに拭き掃除をすることができます。といっても雑巾がけは大変ですので、フロアワイパーを利用しましょう。ウェットタイプの使い捨てシートを使えばシートが濡れているのでPMや黄砂を吸着しやすくなります。

フロアワイパー

朝は忙しくてそんな暇はない!人の場合、前項で登場した「加湿器」を数時間稼働させて、室内のPMや黄砂を床に落とした状態でフロアワイパーでサッと拭くのもアリ。

 オススメのフロアワイパー


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 58: 掃除機を使用する場合

フローリングにしたい気持ちはあれどもカーペットを剥ぐことができない場合は、どうしても掃除機を使わざるを得ません。その場合は掃除機を利用する際に空気清浄機をハイパワーで稼働させて併用します。

PMや黄砂を集塵する場合の掃除機は、サイクロン式よりも紙パック式のほうがオススメ。その理由は紙パックがフィルターの役割を果たしてくれるので、吸い込んだPMや黄砂を排気で逃しにくいからです。
掃除機はついつい吸塵力の強さばかりに目が行きがちですが、吸い込んだPMや黄砂をしっかり掴んで逃さない紙パックのフィルター性能にもこだわりたいところですね。

国産ではありませんが、ドイツのミーレ社の掃除機は吸塵はもちろん、キレイな空気だけを排気することに徹底的にこだわっているのでオススメ。
PMや黄砂を舞い上がらせないために排気の吹き出し口は上向きについていますし、9層構造の紙パックに1層のモーター保護フィルター、さらに1層のエアクリーンフィルターの計11層ものフィルターを通して排気する徹底ぶりです。

ミーレ社の掃除機
▲ミーレ社の掃除機

 オススメの紙パック&掃除機

空気清浄機の選びかた