PM2.5・黄砂対策100選

PMと黄砂を取り込まない
換気テクニック+アルファ

PM2.5と黄砂を家から追い出す

 53: 家にPMや黄砂を取り込まない

PM2.5や黄砂が多く飛散している時季、PMや黄砂と一切の接触を断つことは物理的に無理…ですが、やはり少しでも接触をなくしたいものです。

PMや黄砂は外から室内に入って来るものです。となれば当然窓は閉めておきましょう。シーズン中はほぼずっと閉め切っておくくらいで。

とはいえ室内の空気が籠ってしまうのは嫌なものです。ハウスダストや生活臭を取り除くためにも、やっぱり換気をしたいと思うのも当然のこと。
換気をする場合は、あらかじめ天気予報などで飛散予測を確認し、飛散量が少ない日で、なおかつ風が吹いていない日の早朝を選びます。早朝を選ぶ理由は、夜露に触れて重くなったPMや黄砂が落下した後なので、空気が真昼に比べて澄んでいるためです。

レースのカーテン

さらに換気で窓を開けるときは、レースの薄手のカーテンを閉めておけば、空気はレースを通過していきますが、PMや黄砂はカーテンが帯びている静電気によってカーテンに付着しますので、部屋に入って来る量をわずかですが減らすことができます。
換気後にカーテンに掃除機やコロコロ®をかけて、PMや黄砂を除去するのを忘れないようにしましょう。

(※コロコロ®は株式会社ニトムズの登録商標です)

 54: 窓にフィルターを設置する

そうは言ってもなかなかその時間を狙って換気するというのもタイミングの問題がありますし、できれば晴れた日はずっと窓を開けていたいものですよね。

では窓を開けつつも、PM2.5や黄砂の侵入を防ぐ手段を行使するという手はいかがでしょう。一見矛盾する理屈のように見えますが、それを可能にするアイテムがあるのです。
それがこちら。網戸用花粉フィルターです。

網戸用花粉フィルター

ニトムズが販売している商品で、付属の両面テープを用いてフィルターを網戸にぺたっと貼るだけ。網戸全体がPMや黄砂をカットしてくれます。もちろん通気性もある程度保持されます。それゆえに全てのPMや黄砂をカットできるわけではありません。花粉だと約80%カットだそうです。

網戸

商品サイズは幅1m×長さ2mです。一般的な縦長窓向けの裁断になっています。
内容量は網戸1枚分。ですから網戸3枚分の施工をしたいならば、3パック必要です。


網戸をサッシレールから外して汚れを拭き去ったら、付属の両面テープを網戸枠に貼ります。あとはフィルターシートを広げて載せて粘着させるだけです。綺麗にピンと貼るのはちょっとコツがいります。引っ張り過ぎるとフィルターシートが破れてしまうので気をつけましょう。

網戸用花粉フィルターを設置した網戸

あとは網戸枠から微妙にはみ出る余分箇所をカッターナイフなどでカット。再びサッシレールにはめ込めば完成です。
微妙にヨレたり、たわんだりしても性能に問題はありません。


通気性は非設置に較べると1/6になるそうですが、通気性の悪さが気になるほどではありません。見た目、白い障子紙のような感じなので採光性もありますし、目隠しにもなります。夏場の紫外線もカット。
PMや黄砂シーズンが終わって夏の紫外線を防ぎ終えたころには、フィルターもかなり汚れているはずなので、ベリベリっと剥がしましょう。

 オススメの網戸用花粉フィルター

 55: 意外と盲点な給気口

PMや黄砂はドアや窓だけから家内に侵入するわけではありません。見落としがちなのが給気口。
特にマンションなどでは機密性の高さからシックハウス症候群防止の意味も兼ねて、室内の壁に設置してあるハズです。換気目的の穴ですから、当然PMや黄砂は入り放題ですよね。

そこで給気口フィルターを設置します。

給気口フィルター

給気口は丸型や四角型などがあり、丸型のみ対応のものや四角も対応できるものなど商品によって異なりますので、注意して購入しましょう。上写真のニトムズのものは丸型・四角型双方に対応しています。換気したくない時に口を閉じることができる開閉機能付きです。

給気口

設置は簡単。
給気口と壁の間に付属の透明プレートを差し込み、プレートに枠を貼り付けます。
あとは給気口フィルター本体をはめ込めばOKです。

フィルターは定期的に取り替えましょう。

画像引用:株式会社ニトムズ

 オススメの給気口フィルター

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