68: 洗剤は部屋干し用を
PM2.5や黄砂が飛ぶ日は、洗濯物は外干しではなく部屋干しで。その上でやはり気になる部屋干し独特の匂い。これをなんとか抑えたいものです。
使用する洗剤は、部屋干しの匂いの正体である雑菌の繁殖を抑制させる効果がある洗剤をセレクトしましょう。
部屋干し洗剤の先駆けとして人気を誇るものといえばすぐ思い浮かべるのが、ライオンの「部屋干しトップ」でしょうか。平成13年(2001年)に発売されて以降、部屋干し洗剤の定番の座をキープしています。
「部屋干しトップ」は汚れと菌に酵素が働くことで、除菌成分がより多くの菌を取り除き、除臭成分(活性ジンクイオン)が「もどり生乾き臭」を無臭化。さらに衣類や布製品に付着したウイルスまで落とす徹底ぶりです。
もちろんライオン以外のメーカーも部屋干しに適した抗菌・滅菌・消臭能力に長けた洗剤を発売していますので、粉末・液体・香りなど、好みに応じて使い分けましょう。
ちなみに粉末洗剤と液体洗剤では、粉末タイプのほうが洗浄力が強めの傾向がありますので、液体洗剤を選ぶ場合は衣料用漂白剤を併用すると洗浄力の補強ができます。
69: 柔軟剤も部屋干し用を
柔軟剤は洗濯物に香りを付加するだけでなく、衣料の繊維を柔らかくすることで静電気の発生を抑え、着用時のPM2.5や黄砂の付着を緩和してくれます。柔軟剤も部屋干し用に特化したものがありますので、上手く併用しましょう。
部屋干しに特化した柔軟剤には抗菌成分が含まれていますので、雑菌の発生を抑えつつ、香料でカバーするダブル作用が期待できます。
しかしながら匂いを消すために柔軟剤を大量に使用するのはNGです。匂いがきつくなりますので、容器に記されている使用量を順守します。
70: 除湿機や布団乾燥機を使う
洗濯物は早く乾けば乾くほど部屋干しの匂いがしにくくなります。早く乾かすということは、洗濯物が含む水分量をいかに早く減らすかということです。
洗濯物が洗濯機の中にある段階で洗濯物の水分量を減らす方法といえば、もちろん「脱水」です。通常脱水は1回きりで洗濯機を回しているはずですが、それを2回実施しましょう。
お使いの洗濯機に部屋干しモードが搭載されている場合は、迷わずこれをスイッチオン。
そして部屋干しするときですが、除湿機を併用するのも良い方法です。湿度が下がれば当然乾きも早くなり、匂いも出にくくなります。
またマットタイプの布団乾燥機を使うワザも。
布団乾燥機付属のマットに本体から暖かい空気を送り込んで乾かす仕組みは布団だけでなく、衣類にも有効。やりかたはマットの上に洗濯物を広げて置くだけです。タイマーをかけておけば切り忘れもなく安心。
なかには衣類ドライカバーを使い、ハンガーに洗濯物を架けて乾燥させることができる製品もあります。
71: コインランドリーは強い味方
毛布までらくらく洗えるコインランドリー。これを利用しない手はありません。
もちろんメインは洗濯ではなく、乾燥です。家で洗濯した洗濯物をコインランドリーの乾燥機に持ち込んで乾燥させれば早く乾きますよね。
洗濯もコインランドリーで済ませる場合は、洗濯物を入れていく袋に注意を払いましょう。洗濯物を入れた袋の中に乾燥が終わった洗濯物を入れて持ち帰ると、袋内に残留するPMや黄砂がせっかく綺麗になった洗濯物に再付着してしまいます。持ち込み用の袋と持ち帰り用の袋を別に分けておくと良いでしょう。